関連企画1
□ 江戸文化セミナー(シリーズ3回/日本語での講演) 講師/タイモン・スクリーチ氏
アジア、アフリカおよび中近東地域を対象とする世界最大の研究機関SOAS教授であり、日本近世文化・美術の分野における世界的権威として知られるタイモン・スクリーチ(Timon Screech)氏による江戸文化セミナー。
第1回: 4月21日(日) 「江戸の都市計画」
江戸は世界最大の人口持った都市だった。家康による最先端の都市計画とは?
1800年前後の江戸の人口は、100~120万人程度と推定され、同時代のロンドン(90万人)やパリ(60万人)よりも多く、世界一の大都市でした。世界に類を見ない水運を活用した都市計画や中国の陰陽学など、家康による壮大な江戸のまちづくりについてお話します。
第2回: 6月8日(土) 「江戸と吉原」
江戸から吉原の道筋について。人々がどうやって訪れたのか、またそこで何を見たか?
※ 第3回 「日本とイギリス」は、11月に開催予定です。
[参加費] 無料
[定 員] 50名( 要事前申し込み/先着順 ※定員になり次第受付を終了します )
[お申込み]東海道広重美術館 Tel: 054-375-4454(代)
メールアドレス:
info@tokaido-hiroshige.jp
※ Eメールでお申込みの際は、「江戸文化セミナー」参加希望、参加希望回、氏名、年齢、ご住所(郵便番号含む)、電話番号をご明記ください。
□ 浮世絵デモンストレーション&ワークショップ(参加費:無料) 講師/アダチ版画研究所
江戸時代、プロデューサー的役割を持つ「版元」と「絵師」「彫師」「摺師」の4者による共同作業で印刷され、大量生産により発達した浮世絵版画。現代も版元として、江戸時代の技法を継承しているのがアダチ版画研究所です。デモンストレーションでは、広重「東海道五拾三次之内 由井 (保永堂版)」の摺りを実演。浮世絵版画の摺りたての鮮やかさや、和紙の凹凸に触れ、江戸の人々の楽しみを垣間見ます。ワークショップでは、実際に職人が使う摺台や道具を使い、絵合わせの難しさや摺り作業に力が必要なことなどを学ぶことができます。
[日 程] 5月3日(金 / 祝)
[時 間]午前 11:00-12:30 / 午後 13:30-15:00
[参加費] 無料
[お申込み]東海道広重美術館 Tel: 054-375-4454(代)
メールアドレス:
info@tokaido-hiroshige.jp
※ Eメールでお申込みの際は、「浮世絵ワークショップ参加希望、参加希望時間(午前・午後のいずれか)、氏名、年齢、ご住所(郵便番号含む)、電話番号」をご明記ください。
□ 当館学芸員によるギャラリートーク
[日 程] 6月22日(土)
[参加費] 無料
[お申込み]東海道広重美術館 Tel: 054-375-4454(代)
メールアドレス:
info@tokaido-hiroshige.jp
※ Eメールでお申込みの際は、「弥次喜多in東海道ギャラリートーク参加希望、氏名、年齢、ご住所(郵便番号含む)、電話番号をご明記ください。
関連企画2
5月21日(火) ~ 6月16日(日)
UKで活躍するストリートアーティスト stik 作品展示
作家・講師 プロフィール
しりあがり寿
1958年静岡市生まれ。1981年多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。1985年単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。1994年独立後は、幻想的あるいは文学的な作品など次々に発表、マンガ家として独自な活動を続ける一方、近年ではエッセイ、映像、ゲーム、アートなど多方面に創作の幅を広げている。
□受賞歴:
2000年『時事おやじ2000』(アスペクト)、『ゆるゆるオヤジ』(文藝春秋)にて第46回文藝春秋漫画賞を受賞。2001年『弥次喜多 in DEEP』(エンターブレイン)にて第5回手塚治虫文化賞「マンガ優秀賞」を受賞。
タイモン・スクリーチ
ロンドン大学アジア・アフリカ研究所(SOAS)教授。 日本近世文化・美術専攻。
1985年オックスフォード大学東洋学専攻卒業、1991年ハーヴァード大学で博士号取得、以後SOAS研究員をへて教授。この間シカゴ大学客員教授、学習院大学、早稲田大学で研究員を務め、現在は多摩美術大学客員教授。
□ ロンドン大学アジア・アフリカ研究所(SOAS):
アジア、アフリカおよび中近東地域を対象とする研究機関では世界最大。英国では唯一の地域研究に特化した教育・研究機関。イギリスの大学連合1994グループに加盟している。
□ 著書(日本語訳):
『大江戸異人往来』高山宏訳、丸善ブックス 1995/ちくま学芸文庫 2008
『江戸の身体を開く』高山宏訳 作品社 1997
『大江戸視覚革命 十八世紀日本の西洋科学と民衆文化』田中優子・高山宏訳、作品社 1998
『春画 片手で読む江戸の絵』高山宏訳、講談社選書メチエ 1998/講談社学術文庫 2010.7
『江戸の思考空間』村山和裕訳、青土社 1999
『定信お見通し 寛政視覚改革の治世学』 高山宏訳、青土社 2003
『江戸の英吉利熱 ロンドン橋とロンドン時計』村山和裕訳、講談社選書メチエ 2006
『江戸の大普請 徳川都市計画の詩学』森下正昭訳、講談社 2007
『人間交流の江戸美術史』村山和裕訳、東京大学出版会 2011.6
stik
東ロンドンの有名なストリートアーティスト。
2011年に開催され、作品が全て完売した4つの個展を経て、国際的ファン層を獲得した。2012年4月にロンドン市内のギャラリーで開催された個展"Walk"の作品は10分以内に完売となるなど、グラフィティ・シーンで人気上昇中のスターアーティスト。有名になる前にホームレス経験があることから、ポリシーとして社会活動を大切にしており、UKやジョルダンで子どもに向けたワークショップを始め、国内外で活躍している。Stikのペインティングは、東ロンドン地域のストリートアートツアーの見所の一つとなっている。
アダチ版画研究所
昭和3年から浮世絵に培われた伝統木版技術を継承し、木版制作を続けている。伝統木版の技術保存・発展のために浮世絵版画の復刻をはじめ、源氏物語絵巻に代表される大和絵、墨絵の再現、日本画巨匠の木版画作品、現代アーティストの作品等数多くの作品を発表し続けている。
□(財)アダチ伝統木版画技術保存財団:
伝統木版画の制作技術に関する研究などの奨励と保存、ならびに技術者の擁護育成に努め、あわせてその成果を広く一般に普及することで、我国の美術文化の発展に寄与することを目的として設立された文部科学省認可、文化庁文化財保護部所管の財団。