広重生誕220周年記念
広重・豊国・国芳 -雙筆五十三次と東海道五十三對-

会期:2017年6月13日(火)-8月20日(日)

Part 1:6月13日(火)-7月17日(月・祝)

Part 2:7月19日(水)-8月20日(日)

嘉永六年(1853)刊の評判記『江戸寿那古細撰記(えどすなごさいせんき)』の浮世絵師番付に「豊国にかほ(似顔)国芳むしや(武者) 広重めいしよ(名所)」と紹介されているように、この三人の浮世絵師はそれぞれ異なるジャンルの作品で高い人気を得ていました。本展では、その三代豊国、国芳、広重がそろって筆を寄せた東海道のシリーズ『雙筆五十三次』、『東海道五十三對』をご紹介します。これらは東海道を取り上げた作品でありながら、宿場やその周辺の風景ではなく、そこに残る伝説や関係する歴史上の人物などが描かれ、絵師それぞれの得意なジャンルをそのままに楽しむことができます。
江戸時代後期、浮世絵界で最大の規模を誇った歌川派の三人の人気絵師による東海道作品をお楽しみください。

□主催:静岡市東海道広重美術館
(指定管理者:特定非営利活動法人ヘキサプロジェクト)

広重生誕220周年記念 浮世絵と広告

展示作品

Part1 『雙筆五十三次』 全56点(目録含)

広重が上部に背景として東海道の名所風景、三代豊国が宿場ゆかりの歌舞伎演目や歴史上の人物、風俗を取り上げ、組み合わせたシリーズ。

歌川広重、三代歌川豊国『雙筆五十三次 桒名』当館蔵

歌川広重、三代歌川豊国
『雙筆五十三次 桒名』
当館蔵

歌川広重、三代歌川豊国『雙筆五十三次 江尻』当館蔵

歌川広重、三代歌川豊国
『雙筆五十三次 江尻』
当館蔵

歌川広重、三代歌川豊国『雙筆五十三次 赤坂』当館蔵

歌川広重、三代歌川豊国
『雙筆五十三次 赤坂』
当館蔵

Part2 『東海道五十三對』 全55点

広重が上部に背景として東海道の名所風景、三代豊国が宿場ゆかりの歌舞伎演目や歴史上の人物、風俗を取り上げ、組み合わせたシリーズ。

歌川国芳『東海道五十三對 川崎』当館蔵

歌川国芳
『東海道五十三對 川崎』
当館蔵

歌川広重『東海道五十三對 奥津 田子の浦風景』当館蔵

歌川広重
『東海道五十三對 奥津 田子の浦風景』
当館蔵

三代歌川豊国『東海道五十三對 あら井』当館蔵

三代歌川豊国
『東海道五十三對 あら井』
当館蔵

同時開催:浮世絵の中のいきものたち

人々の生活に身近な相棒だった動物や四季の訪れを知らせてくれる動物、伝説上の生物や妖怪まで、浮世絵の中に登場する様々ないきものを紹介します。一見気づきにくい場所や描かれ方がされた例もご案内します。絵の中から探して見てください。

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