めいしよ×にかほ
ー浮世絵筆くらべー

会期:2014年11月18日(火)~2015年2月1日(日)

Part 1:11月18日(火)~12月21日(日)

Part 2:12月23日(火・祝)~2015年2月1日(日)

年末年始休館日:12月28日(日)~2015年1月5日(月)

東海道や江戸の風景を描いた名所絵師・歌川広重。歌舞伎役者や美人を得意とした歌川派の重鎮・三代歌川豊国。幕末を代表する二人の絵師が、互いの得意分野で一つの画面に筆を寄せた『雙筆五十三次(そうひつごじゅうさんつぎ)』、『東都高名會席盡(とうとこうめいかいせきづくし)』をご紹介します。併せて、静岡県の版画家による風景木版画、公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団による人物木版画を展示します。
江戸と現代の人気絵師による「めいしよ(名所)」と「にかほ(似顔)」の筆くらべをどうぞお楽しみください。

□主催:静岡市東海道広重美術館[NPO法人ヘキサプロジェクト]

□協力:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団、静岡県版画協会、静岡市版画協会

めいしよ×にかほ ー浮世絵筆くらべー

展示作品

Part 1 11月18日(火)- 12月21日(日)

歌川広重 三代歌川豊国『雙筆五十三次』全56点(目録を含む)

雙筆五十三次

歌川広重、三代歌川豊国『雙筆五十三次 由井』

歌川広重、三代歌川豊国
『雙筆五十三次 由井』

『雙筆五十三次』は安政元年から四年(1854~1857)にかけて、版元・丸屋久四郎から刊行された大判の揃物です。東海道や江戸の名所の風景版画で人気を博した歌川広重と、役者絵・美人画で名を馳せた三代歌川豊国が、一枚の大判錦絵中にそれぞれの得意分野で筆を寄せた合筆の作品です。広重が描く画面上部には東海道の宿場とその周辺の名所風景、前景には三代豊国が描く宿場ゆかりの歌舞伎演目や歴史上の人物、その土地の風俗や旅人が配されています。

Part 2 12月23日(火・祝)- 2月1日(日)

歌川広重 三代歌川豊国『東都高名會席盡』全50点、三代歌川豊国『広重死絵』1点

東都高名會席盡

歌川広重、三代歌川豊国『東都高名會席盡 武蔵屋 弁慶』

歌川広重、三代歌川豊国
『東都高名會席盡 武蔵屋 弁慶』

『東都高名會席盡』は嘉永五年から六年(1852~1853)にかけて、版元・藤岡屋慶次郎から刊行された大判の揃物です。広重が描いた江戸の料理茶屋を背景に、歌舞伎の登場人物を三代豊国が描き、両主題には連想によって結びつけることができる共通性が含まれています。三代豊国が『当時高名会席盡』(文政初期)、広重が『江戸高名会亭盡』(天保中・後期)と、料理店を主題とした揃物で成功を収めた後に刊行された作品です。

【現代木版画 出展作家】

山藤章二『名人六花撰』全6点(Part 1のみ展示)、和田誠『六星座』全6点(Part 2のみ展示)
浦田周社(六世版隈)、前田光一、前田守一
Part 1展示作品/山藤章二『古今亭志ん生』公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団蔵

Part 1展示作品
山藤章二『古今亭志ん生』
公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団蔵

Part 2展示作品/和田誠『ポテト・ヘッド・ブルース Louis Armstrong』公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団蔵

Part 2展示作品
和田誠『ポテト・ヘッド・ブルース Louis Armstrong』
公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団蔵

Part 1展示作品/浦田周社『三保の松原』作家蔵

Part 1展示作品
浦田周社『三保の松原』
作家蔵

Part 1展示作品/前田光一『峠への道』作家蔵

Part 2展示作品
前田光一『峠への道』
作家蔵

Part 2展示作品/前田守一『石のなみま』個人蔵

Part 2展示作品
前田守一『石のなみま』
個人蔵

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