浮世絵のあか

会期:2016年2月2日(火) ~ 3月31日(木)

Part 1:2月2日(火) ~ 2月28日(日)

Part 2:3月1日(火) ~ 3月31日(木)

浮世絵の赤色には天然染料である紅(紅花)が主に用いられました。それは高級品であったことから、一枚の浮世絵で多量に使われることは稀でしたが、透明感のある鮮やかで強い発色は、僅かに用いるだけで浮世絵を華やかに演出しました。明治時代になると海外からの新しい絵具の導入によって、浮世絵の赤は新しい時代の特徴として、より鮮やかな赤色(洋紅)へと変遷していきます。
本展覧会では赤の色彩が魅力的な浮世絵とともに、紅花などの天然染料を素材とした辻けいの作品をご紹介します。現代では目に触れる機会の少なくなった、古くから受け継ぐ伝統の色とそれを用いた革新的な表現に迫ります。

□主催:静岡市東海道広重美術館[NPO法人ヘキサプロジェクト]

□協力:東北芸術工科大学芸術学部美術科テキスタイルコース
公益財団法人ギャラリーエークワッド

浮世絵のあか

展示作品

Part 1展示作品

三代歌川豊国『東海道五十三次の内 由井 志のぶ』当館蔵

三代歌川豊国
『東海道五十三次の内 由井 志のぶ』当館蔵

Part 2展示作品

歌川広重『名所江戸百景 亀戸梅屋舗』当館蔵

歌川広重
『名所江戸百景 亀戸梅屋舗』当館蔵

現代作家プロフィール

辻けい
美術家。東北芸術工科大学教授。1980年代より自ら染織した布を用い、世界各地の水辺、森、砂漠等を訪ね、フィールドワーク・インスタレーションを展開。自己(染織した布)と時空(自然界の原理)との関わりを探求し続けている。特に近年は「あか」を主題とした数多くの作品を制作する。

辻けい『紅の文字』(部分)東北芸術工科大学芸術学部美術科テキスタイルコース蔵

辻けい 『紅の文字』(部分)
東北芸術工科大学芸術学部美術科テキスタイルコース蔵

辻けい『紅の文字-対峙作品』(部分)©辻けい

辻けい 『紅の文字-対峙作品』(部分)
©辻けい

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