平成30年度 第5回企画展

江戸のそら -広重の浮世絵に見る気候表現-
同時開催:職人ワザ -浮世絵を支える彫りと摺り-

会期:2019年2月5日(火)- 3月31日(日)

Part 1:2月5日(火)- 3月3日(日)

Part 2:3月5日(火)- 3月31日(日)

名所絵師として名を馳せた歌川広重は、特に季節のうつろい・天候の変化・時間の経過などを効果的に作品に取り入れ、高い評価を得ました。移り変わる空の表情を巧みに切り取った作品は、現代に暮らす私たちにも浮世絵に描かれた江戸時代の雰囲気を伝えてくれます。
浮世絵に描かれた様々な「そら」と、その下で暮らす江戸時代の人々の様子をお楽しみください。

□主催:静岡市東海道広重美術館
(指定管理者:特定非営利活動法人ヘキサプロジェクト)

江戸のそら -広重の浮世絵に見る気候表現-

展示作品

大展示室:江戸のそら -広重の浮世絵に見る気候表現-

Part1

歌川広重『木曽海道六拾九次之内 中津川』(異図:雨の中津川)当館蔵

歌川広重『木曽海道六拾九次之内 中津川』(異図:雨の中津川)
当館蔵

歌川広重『東都名所 芝増上寺雪中之図』当館蔵

歌川広重『東都名所 芝増上寺雪中之図』
当館蔵

Part2

歌川広重『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』当館蔵

歌川広重『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』
当館蔵

歌川広重『木曽海道六拾九次之内 洗馬』当館蔵

歌川広重『木曽海道六拾九次之内 洗馬』
当館蔵

小展示室 同時開催:職人ワザ -浮世絵を支える彫りと摺り-

時流を読んだ版元の企画により出版されていた浮世絵版画は、絵師・彫師・摺師、それぞれの職人たちによる分業制で作られていました。美しい浮世絵版画を完成させるためには、絵師の技術だけでなく、彫師・摺師の技術も不可欠なものです。しかし、作品に名を残す絵師に比べると、彫師・摺師は名前があまり表に出ない、縁の下の力持ちでした。
本展では、浮世絵版画制作を支えた彫師・摺師の技術についてご紹介いたします。

■正面摺り:角度をつけると、着物に模様が浮かび上がります。

Part1
三代歌川豊国『東海道五十三次之内 沖津 児雷也』当館蔵

■毛割:人物の頭髪の、彫りがもっとも細かい部分です。1ミリの中に約三本の毛髪が彫られています。

(拡大図)

Part2
三代歌川豊国『東海道五十三次之内 御油 山本勘助』当館蔵

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