はんがのけしき
-浮世絵・新版画・現代版画-

会期:2015年11月10日(火)- 2016年1月24日(日)

Part 1:11月10日(火)- 12月13日(日)

Part 2:12月15日(火)- 1月24日(日)

年末年始休館日:12月28日(月)~2016年1月4日(月)

江戸時代、庶民に求められた浮世絵版画は、明治時代になり新しい印刷技術の発達や写真の登場によって木版画の需要が次第に減少し、必然的にその状況にあらがうために、表現や形態は時代とともに変容していきました。本展覧会では、名所絵師・歌川広重の浮世絵をはじめ、明治後期から浮世絵版画の技術再興と近代的表現を模索した「新版画」、従来の分業体制から脱却し「自画・自彫・自摺」などによって作家の芸術表現を高めようとした「創作版画」より展開した「現代版画」から、様々な風景木版画をご紹介します。
江戸から現代までの時代を反映するバラエティ豊かな「はんがのけしき」の様子をご堪能ください。

□主催:静岡市東海道広重美術館[NPO法人ヘキサプロジェクト]

□協力:沼津市教育委員会、モンミュゼ沼津、株式会社渡邊木版美術画舗、YUKI-SIS

はんがのけしき-浮世絵・新版画・現代版画-

展示作品

浮世絵版画と新版画-版元・絵師・彫師・摺師-

歌川広重『名所江戸百景 深川萬年橋』当館蔵

Part 2展示作品
歌川広重『名所江戸百景 深川萬年橋』当館蔵

川瀬巴水『日本橋(夜明)』株式会社渡邊木版美術画舗蔵

Part 1展示作品
川瀬巴水『日本橋(夜明)』株式会社渡邊木版美術画舗蔵

「浮世絵版画」は、版元主導のもと絵師・彫師・摺師の共同作業によって制作されました。浮世絵は明治後期に衰退の一途をたどりますが、それまでに発達した浮世絵の高い技術を活かし、水準の高い新しい時代の木版画制作を探求した「新版画」が明治時代後半に登場します。

創作版画から現代版画へ-自画・自刻・自摺-

「創作版画」は、木版画の制作工程を個人で行うことによって、より独創的で芸術性の高い作品の創造を目指した明治時代末に登場した版画です。版画の下絵から完成まで作家一人が手掛ける「自画・自刻・自摺」というスタイルは、現代の版画作家に引き継がれています。

山口源『失題』沼津市蔵

全会期展示作品
山口源『失題』沼津市蔵

前田守一『明治のトンネル』個人蔵

全会期展示作品
前田守一『明治のトンネル』個人蔵

湯浅克俊『Whereof one cannot speak, thereof one must be silent』作家蔵

全会期展示作品
湯浅克俊『Whereof one cannot speak, thereof one must be silent』作家蔵

イベント

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