展覧会情報
「東海道五十三次」といえば歌川広重!これはほとんどの人に共通するイメージでしょう。でも東海道の浮世絵を描いたのは広重だけではないこと、また広重が何種類もの東海道のシリーズ作品を手掛けていることは知らない人も多くいます。本展では当館が所蔵する広重が手がけた東海道シリーズ十種の内、『東海道五拾三次』(通称:狂歌入東海道)、『東海道』(通称:隷書東海道)、『東海道五十三次之内』(通称:行書東海道)の3シリーズを宿場ごと各会期に分け展示。それぞれ判型(サイズ)の異なる画面に広重が様々に描く東海道の風景をお楽しみください。
□主催:
静岡市東海道広重美術館
(指定管理者:特定非営利活動法人ヘキサプロジェクト)
□協力:
公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団
【大展示室】これも五十三次 ~広重が描いた三つの東海道~
Part1展示作品
日本橋~興津
Part2展示作品
江尻~赤坂
Part3展示作品
藤川~京
『東海道』(通称:隷書東海道)全55点
嘉永二~五年(1849~1852)刊。大判錦絵横。標題が隷書体の文字で書かれていることから通称「隷書東海道」と呼ばれるシリーズ。
[Part1 展示作品]
歌川広重『東海道 一 五十三次 日本橋』
当館蔵
[Part2 展示作品]
歌川広重『東海道 廿一 五十三次 鞠子』
当館蔵
[Part3 展示作品]
歌川広重『東海道 五十五 五十三次 大尾 京 三条大はし』当館蔵
『東海道五十三次之内』(通称:行書東海道)全56点(「日本橋」異版含む)
天保十二年(1841)頃刊。間判錦絵横。標題が行書体の文字で書かれていることから通称「行書東海道」と呼ばれるシリーズ。
[Part1 展示作品]
歌川広重『東海道五十三次之内 日本橋』
当館蔵
[Part2 展示作品]
歌川広重『東海道五十三次之内 鞠子』
当館蔵
[Part3 展示作品]
歌川広重『東海道五十三次之内 京 三条大橋之圖』当館蔵
『東海道五拾三次』(通称:狂歌入東海道)全56点
天保末年(1840~1844)頃刊。中判錦絵横。画中に狂歌が添えられていることから通称「狂歌入東海道」と呼ばれるシリーズ。
[Part1 展示作品]
歌川広重『東海道五拾三次 日本橋』
当館蔵
[Part2 展示作品]
歌川広重『東海道五拾三次 鞠子』
当館蔵
[Part3 展示作品]
歌川広重『東海道五拾三次 京 三条大橋ノ圖』
当館蔵
【小展示室】同時開催:駿河めいしょ~しずおかを浮世絵でめぐる~
本展では駿河の名所を浮世絵版画と写真で紹介します。昔と変わらぬ景色、新たに名所として生まれた景色、駿河の名所風景をお楽しみください。
[Part1 展示作品] 歌川広重『幼童行烈道中之圖』当館蔵
[Part3 展示作品] 二代歌川広重、三代歌川豊国『東海道 薩多峠』有限会社acic蔵
【関連企画】イベント・ワークショップ
※ 4月12日(日)の「当館学芸員によるギャラリートーク」は急遽中止いたします。くわしくはこちら
※ 5月3日(日・祝)の「浮世絵版画の実演&摺り体験ワークショップ」は中止いたします。くわしくはこちら
※ 5月17日(日)の「当館学芸員によるギャラリートーク」は中止いたします。くわしくはこちら
※ 「3会期連続来館記念グッズプレゼント」は中止いたします。くわしくはこちら
※ 「静岡市美術館&静岡市東海道広重美術館 相互特典」の開催は中止いたします。くわしくはこちら
※ 掲載の展示内容及び出展作品は都合により変更となる場合がございます。