御上洛東海道ー幕末のジャーナリズムー
Part 1:4月1日(火)~4月27日(日)
Part 2:4月29日(火・祝)~6月1日(日)
Part 3:6月3日(火)~7月6日(日)

泰平の幕末、江戸は欧米列強諸国の圧力によって開国か攘夷(外国人の排斥)かで揺れていました。江戸幕府第十四代将軍徳川家茂公(1846~1866)は、攘夷論に固執する孝明天皇に幕府の政策である開国を言上するため、文久三年(1863)上洛します。徳川将軍家の上洛は、三代将軍家光公以来229年ぶり。総費用は百五十万両(約千五百億円)、三千人余の武装行列を従えた将軍上洛は、幕末の世を騒がせました。今回ご紹介する『東海道名所風景』は、この歴史的な出来事を題材に描かれたことから、通称『御上洛東海道』と呼ばれました。
本展では併せて、瓦版などの幕末の世を報じた資料をご紹介いたします。

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