広重 最初と最後の東海道

会期:2016年9月13日(火)-11月20日(日)

Part 1:9月13日(火)-10月16日(日)

Part 2:10月18日(火)-11月20日(日)

名所絵師として名を馳せた歌川広重は、生涯において数多くの東海道の揃物を手掛けています。風光明媚な名所にとどまらず、街道のさまざまな情景や風物に合わせ、豊かな四季の移ろいと変化に富んだ天候を盛り込んだ抒情的な作品の数々は、現代でも日本をはじめ世界的に根強い人気があります。
本展では、広重が最初に手掛けた東海道の揃物にして、最も好評を博した『東海道五拾三次之内』(通称保永堂版東海道)と、亡くなる三年前に刊行された最後の東海道の作品『五十三次名所圖會』(通称竪絵東海道)をご紹介します。刊行年に約二十年の開きがある二つの揃物から、広重の風景を描く画法の変化をたどります。

□主催:静岡市東海道広重美術館
(指定管理者:特定非営利活動法人ヘキサプロジェクト)

□協力:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団

広重 最初と最後の東海道

展示作品

Part 1 展示作品

歌川広重『東海道五拾三次之内 箱根 湖水圖』当館蔵

歌川広重
『東海道五拾三次之内 箱根 湖水圖』
当館蔵

歌川広重『東海道五拾三次之内 由井 薩埵嶺』当館蔵

歌川広重
『東海道五拾三次之内 由井 薩埵嶺』
当館蔵

Part 2 展示作品

歌川広重『五十三次名所圖會 十一 はこね 山中夜行の図』当館蔵

歌川広重
『五十三次名所圖會 十一 はこね 山中夜行の図』
当館蔵

歌川広重『五十三次名所圖會 十七 由井 薩多嶺親しらす』当館蔵

歌川広重
『五十三次名所圖會 十七 由井 薩多嶺親しらす』
当館蔵

同時開催:地図でたどる東海道

江戸から京都に至る東海道の街道の様子を詳細な絵地図として描いた『東海道分間繪圖』の中から、江戸から静岡市内(二峠六宿)までの道のりをご紹介するとともに、絵図に登場する場所や建物を描いた『東海道名所風景』(通称御上洛東海道)を展示いたします。

Part1展示作品

三代歌川豊国『東海道 日本橋』当館蔵

三代歌川豊国
『東海道 日本橋』
当館蔵

Part2展示作品

惺々周麿(河鍋暁斎)『東海道名所之内 三保松原』当館蔵

惺々周麿(河鍋暁斎)
『東海道名所之内 三保松原』
当館蔵

イベント

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