広重生誕220周年記念
歌川広重 三つの東海道

会期:2017年8月22日(火)-11月26日(日)

Part 1:8月22日(火)-9月24日(日)

Part 2:9月26日(火)-10月29日(日)

Part 3:10月31日(火)-11月26日(日)

「東海道五十三次と言えば、広重!」といわれるほど、「東海道」の浮世絵は今や広重の代名詞となっています。広重はその生涯で二十種類を超える東海道のシリーズ作品(揃物)を手がけたといわれています。
本展では、広重の代表作『東海道五拾三次之内』(保永堂版東海道)をはじめ、図柄・色彩・彫り・摺りの美しさで評価の高い『東海道五十三次之内』(行書東海道)、『東海道』(隷書東海道)の三つの大作を一挙にご紹介します。
三種とも横の構図で描かれており、同じ宿場の風景をめぐりながら、それぞれの画の中に隠されたさまざまな工夫と魅力に迫ります。
小展示室では、広重が手がけたその他の東海道シリーズもあわせてお楽しみください。

□主催:静岡市東海道広重美術館
(指定管理者:特定非営利活動法人ヘキサプロジェクト)

□協力:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団

広重生誕220周年記念 歌川広重 三つの東海道

展示作品

『東海道五拾三次之内』(保永堂版東海道)全55点

天保四年(1833)頃刊。版元保永堂の名前から通称「保永堂版東海道」と呼ばれるシリーズ。広重が東海道シリーズで最初に手がけた作品で、その旅情豊かな描写から広重の名前を世に知らしめ、今なお世界的に評価の高い作品です。

『東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景』当館蔵

Part1『東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景』当館蔵

『東海道五拾三次之内 鞠子 名物茶屋』当館蔵

Part2『東海道五拾三次之内 鞠子 名物茶屋』当館蔵

『東海道五拾三次之内 庄野 白雨』当館蔵

Part3『東海道五拾三次之内 庄野 白雨』当館蔵

『東海道五十三次之内』(行書東海道)全56点(異版含む)

天保十二年(1841)頃刊。標題が行書体の文字で書かれていることから通称「行書東海道」と呼ばれるシリーズ。淡い色彩が演出する素朴な明るさが特徴です。

『東海道五十三次之内 府中 あへ川遠景』当館蔵

Part1『東海道五十三次之内 府中 あへ川遠景』当館蔵

『東海道五十三次之内 金谷 大井川遠岸』当館蔵

Part2『東海道五十三次之内 金谷 大井川遠岸』当館蔵

『東海道五十三次之内 岡崎 矢はぎのはし』当館蔵

Part3『東海道五十三次之内 岡崎 矢はぎのはし』当館蔵

『東海道』(隷書東海道)全55点

嘉永二年~嘉永五年(1849~1852)刊。標題が隷書体の文字で書かれていることから通称「隷書東海道」と呼ばれるシリーズ。濃厚な色彩にやや太目な描線で、その装飾性が特徴です。

『東海道 十一 五十三次 箱根 夜中松明とり』当館蔵

Part1『東海道 十一 五十三次 箱根 夜中松明とり』当館蔵

『東海道 丗五 五十三次 吉田 六月十五日天王祭』当館蔵

Part2『東海道 丗五 五十三次 吉田 六月十五日天王祭』当館蔵

『東海道 五十五 五十三次 大尾 京 三条大はし』当館蔵

Part3『東海道 五十五 五十三次 大尾 京 三条大はし』当館蔵

※各会期で出展する宿場が異なります。(Part1:日本橋~興津、Part2:江尻~赤坂、Part3:藤川~京)

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※ 掲載の展示内容及び出展作品は都合により変更となる場合がございます。

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