広重生誕220周年記念 浮世絵と広告

会期:2017年4月4日(火)-6月11日(日)

Part 1:4月4日(火)-5月7日(日)

Part 2:5月9日(火)-6月11日(日)

臨時開館:5月1日(月)

現代では美術作品として鑑賞されている浮世絵版画ですが、江戸時代では商業的なメディアとしても扱われていました。特に広告的な側面は強く、浮世絵版画の名所絵や当時の書物である版本に看板やのれんなどの広告媒体を描く、対象商品を描きこむなどの手法で商品の宣伝がなされていました。
また、幕末の開港より茶葉(お茶)の輸出が盛んになると、パッケージともいえる茶箱に貼るためのラベルが浮世絵版画の技術を用いて制作されました。茶箱絵と呼ばれたラベルは後にアルファベットを使用したことから「蘭字」と呼ばれるようになります。
本展では浮世絵版画の中でも広告としての意味合いを含んだ名所絵を中心にご覧いただきます。また、茶箱絵の移り変わりを茶葉の輸出業の歴史と共にご紹介します。

□主催:静岡市東海道広重美術館
(指定管理者:特定非営利活動法人ヘキサプロジェクト)

□協力:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団

広重生誕220周年記念 浮世絵と広告

展示作品

Part 1 展示作品

歌川広重『東都名所 吉原仲の町桜之圖』当館蔵

歌川広重
『東都名所 吉原仲の町桜之圖』
当館蔵

三代歌川豊国『東海道五十三次の内 府中 喜多八』当館蔵

三代歌川豊国
『東海道五十三次の内 府中 喜多八』
当館蔵

二代歌川広重『(茶箱絵)』藤枝市郷土博物館蔵

二代歌川広重
『(茶箱絵)』
藤枝市郷土博物館蔵

Part 2 展示作品

歌川広重『東都名所 猿若町芝居』当館蔵

歌川広重
『東都名所 猿若町芝居』
当館蔵

歌川広重『名所江戸百景 する賀てふ』当館蔵

歌川広重
『名所江戸百景 する賀てふ』
当館蔵

作者不詳『(蘭字)』個人蔵

作者不詳
『(蘭字)』
個人蔵

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