「浮世絵のあか」

2016年2月2日(火)~4月3日(日)

浮世絵の赤色には天然染料である紅(紅花)が主に用いられました。それは高級品であったことから、一枚の浮世絵で多量に使われることは稀でしたが、透明感のある鮮やかで強い発色は、僅かに用いるだけで浮世絵を華やかに演出しました。明治時代になると海外からの新しい絵具の導入によって、浮世絵の赤は新しい時代の特徴として、より鮮やかな赤色(洋紅)へと変遷していきます。本展覧会では赤の色彩が魅力的な浮世絵とともに、紅花などの天然染料を素材とした辻けいの作品をご紹介します。現代では目に触れる機会の少なくなった、古くから受け継ぐ伝統の色とそれを用いた革新的な表現に迫ります。


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